2012年11月アーカイブ

残業代支払いと有休消化率の現状

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◆所定外労働時間に関する調査結果

連合総合生活開発研究所(以下、「連合総研」)が、20~64歳の民間企業雇用者(2,000名)に対して2012年10月1~6日の間に行った調査によると、2012年9月中に所定外労働を行った人は39.1%で、平均所定外労働時間は38.2時間でした。

特に、男性の所定外労働時間を行った割合は55.2%と多く、平均所定外労働時間は43.0時間でした。

 ◆残業代支払いに関する調査結果

所定外労働を行った人のうち「残業手当の未申告がある」と回答した人の割合は35.3%で、未申告分の時間の平均は21.3時間でした。

未申告ありと回答した割合は、男女の正社員・非正社員を合わせた全体の約4割ですが、特に男性正社員に多く見られ、未申告分の時間は平均24.8時間でした。未申告の理由については、「働いた時間通り申告しづらい雰囲気」が36.3%、「残業代に限度がある」が24.2%でした。

残業手当の全額が支払われた人の割合は46.9%で、「4割以上6割未満が未申告」だった人が5.5%、「2割以上4割未満未申告」だった人が5.3%でしたが、まったく支払われていない人も6.3%に上ったそうです。

 ◆有休消化率に関する調査結果

上記調査において、2011年度に支給された有給休暇の消化率について尋ねたところ、「概ね消化できた」と回答した人の割合は、非正社員で約4割、正社員で約2割にとどまることがわかりました。

厚生労働省が2012年11月1日に公表した「就労条件総合調査」においても、2011年における正社員の有休取得率は49.3%で、前年比で1.2ポイント上昇して2年連続上昇したものの、「2020年に70%」との目標には遠く及ばない結果となっています。

 ◆賃金収入も回復の兆しなし

さらに、同調査において1年前と比べた賃金の増減について質問したところ、「減った」と回答した人が31.6%で、「増えた」と回答した人の23.7%を上回る結果となりました。

厚生労働省は、新規学卒者の離職状況に関する調査結果を発表し、2009年3月に大学を卒業して就職した43万人のうち12万人(約28%)が3年以内に会社を辞めていることがわかりました。
業種別では「教育、学習支援業」(48.8%)、「宿泊、飲食サービス業」(48.5%)などの離職率が高かった。

〔関連リンク〕
 新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移(厚生労働省)
 http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/24.html
厚生労働省が厚生年金基金制度の見直し案を示し、積立不足を抱えている基金については5年以内に解散させたうえで、10年かけて制度を廃止する方針であることがわかりました。
年内にも改革案をまとめ、来年の通常国会に関連法案の提出を目指すとしているが、健全な基金や野党などは反対しています。
厚生労働省は、11月13日(火)に改正高年齢者雇用安定法に関するQ&Aを公表しました。
 これは、グループ企業などへの継続雇用先の範囲を拡大する特例に関する解説や、継続雇用制度の対象者基準の経過措置を利用する場合の就業規則の記載例など、実務的なご質問についてまとめたものです。

 詳しくは、以下のURLに掲載しています。
http://krs.bz/roumu/c?c=7892&m=29683&v=7f81b2b7
 
(参考)
※ 改正省令・高年齢者等職業安定対策基本方針・高年齢者雇用確保措置の実施
 及び運用に関する指針なども以下URLにて公表しています。
http://krs.bz/roumu/c?c=7894&m=29683&v=145ade11

※ 高年齢者を雇用するための環境整備を行った事業主には支援制度があります
 ので、ご活用ください。
(定年引上げ等奨励金)
  ○ 中小企業定年引上げ等奨励金
   http://krs.bz/roumu/c?c=7895&m=29683&v=b1d14e1f
  ○ 高年齢者職域拡大等助成金
   http://krs.bz/roumu/c?c=7896&m=29683&v=843cf84c
  ○ 高年齢者労働移動受入企業助成金
   http://krs.bz/roumu/c?c=7897&m=29683&v=21b76842

※厚生労働省人事労務マガジン11/16日号より